こんな人は「Shine」がぶっ刺さる① 小June愛読者だった貴腐人の皆様

「小June」の映画レビュー・ブックガイドを舐めるように読んでいた方、絶対刺さります

こんにちは、くりかのこです。

「Shine」が大変なことになっています。現在ep6ですが、この時点で世紀の傑作です。

タイ沼の皆様には「KinnPorscheTheSeries」でご存じの方も多い、Be on Cloudが放つ、BLではない、Gay seriesと明言されているこの「Shine」。これは、、、今までタイのBLドラマに触れたことのない方にも、ぜひ観てほしい。

ということで、こんな人に刺さりますよ、ということで、いくつかお勧めしたいと思います。

まっ先に挙げたいのは、かつて、マガジン・マガジン社から発刊されていた「小説June」の愛読者だった皆様です。

※ご存じない方のために、「小説June」とは。以下からWikipediaをご覧ください。大変よくまとまっております。

とくに、「小説June」のブックガイドや映画紹介記事など、隅々まで読んでいたような方、とても刺さりますよ。

画像は小説June第1号とのこと。画像はお借りしています。cr.owner

いわゆる「June」的な香りを求め、古今東西の文学作品を図書館で探して読んだ方。

紹介されていた映画を、遠くのミニシアターまで観に行った方。レンタルビデオショップで、たった1本の作品を探し当て、家族が寝静まった後に、こっそり観ていた方。

作品から派生して周辺の歴史について調べ、何故か歴史にハマってしまったような方。

BLというライトな響きより、耽美作品、June作品と言われたほうが、食指が動く方。

かつてBLという言葉の誕生前で、まだBL小説やコミック単行本は書店に並んでおらず、商業出版されていたのは、「June」と「小June」のみ、といった時代。バディものの映画、探偵小説、ミステリ、時代小説、一部の少女漫画、いろいろな作品を観て読んで、すっかり目が肥えてしまった方々。そんな方々は、まずこの予告をご覧ください。

いかがでしょうか。食指、動きませんか?

Junestにおすすめ理由①深み・厚みのあるテーマ・ストーリー展開

Boy meets Boy的な、かわいらしい作品が観たい時ももちろんあります。でもそればかりだと、飽きてしまうな、見応えある作品を求めている方には、特にお勧めです。

主人公と主人公が紆余曲折あり、カップルになるまで物語。例えば出会いは最悪、半分ぐらいのエピソードでキス、カップル成立。最終回の前話で別れの危機があり、最終的にまた恋人に戻りハッピーエンド。そんな恋愛模様が主題のストーリーだとハマれない方。物足りないような気がする方にはおすすめです。

本作は、1969年のタイを舞台にしており、当時の歴史的・文化的背景をきちんと描いています。学生運動や政治もストーリーにかかわっており、格差なども描写され、当時のタイの姿を垣間見ることができます。もちろん主人公カップル、サブカップルの恋愛も描かれていますが、多層的なストーリーの中のひとつに組み込まれています。視聴後は、さらに詳しく知りたくなるでしょう。時代背景につては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

ドラマ「Shine」の時代背景を調べてみた

おすすめ理由②キャストのずば抜けた演技力

Be on Cloudが誇る二人、Apo (Nattawin Wattanagitiphat)、Mile(Phakphum Romsaithong)主演。
KinnPorscheTheSeries(2022)で大成功をおさめ、現在はDiorといったハイブランドのアンバサダーも務めています。

Apoの演技力については、KinnPorscheTheSeries 以前より高く評価する声が多かったのですが、Mileについても、素人目からみても、ファンの欲目でなくその演技力に磨きがかかり、Shineではさらに深みある演技を披露しています。

サブカップルを演じているSon (Yuke Songpaisan)、Euro (Yotsawat Tawapee)は、タイでは大変有名な主演級俳優で、それぞれ大手テレビ局に所属していた経験があり、知名度も演技力も抜群です。筆者は初めて拝見しましたが、この二人の演技力の高さがShineの質をさらに高めてくれているのは間違いありません。

周囲を彩るサポートキャスト陣、新人俳優に至るまで演技力が?な人はひとりも見当たりません。

おすすめ理由③映画並みのシネマトグラフィ

映像の美しさ、こだわりなど、予算をたっぷりと使った映画並みです。理由については、いつか熱く語りたいのですが、予算もスタッフ選びにも妥協がないからだと確信してます。

ここは言葉を尽くして説明するより、公式のXのポストをいくつかご紹介したいと思います。(ネタばれにならないよう、なるべく最初のほうをご紹介ということで、ep1からピックアップします)

どうやったら観られるの?

本blogでは以下の記事にて詳しく説明しています。声を大にしていいたいのは、VPN、まったく怖くありません!むしろセキュリティ的にプラスであり、安全な通信のためにビジネスでも使われている技術です。

少し心理的なハードルがあるかもしれませんが、何事もチャレンジです。やってみたら、意外と簡単かもしれません。スマートフォンでも、日本語字幕で見られるようになっていますよ。

そして日本語字幕にて配信してくれる 日本のプラットフォームに期待しています。この作品を簡単に日本語で視聴することができないのはエンタメ業界の損失としか言いようがありません。

そしてむしろ日本のBL製作者さんにこそ観てほしい。覚悟ある、妥協のない作品作りに触れてほしいと、切に願います。

それではまたお会いしましょう。

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